なめらかな日々

水のように生きたい

夜の輪郭を思い出せなくなるとき

ゆあみする泉の底の百合花二十の夏をうつくしと見ぬ

 

ふしぎなひととふしぎな時間。おかしな夜の闇に浮かびあがる、うすいデニールのタイツと太腿の感触、冷たい横顔にのぞくまつ毛。拡散する灯に横たわる影が、わたしの違和感を色濃くさせる。私はなぜここにいるのだろう。


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