なめらかな日々

水のように生きたい

Live,Live,Live

 梅雨が猛威を振るう6月、今月は私にとってライブ月間だ。なにせほぼ毎週アーティストのライブの予定がある。数えると5本もチケットを買っていた。アルバイトをしていない身のため、冬にやった模試採点のバイトやコールセンターのオペレーターをして貯金したお金をゆっくり切り崩していると思うと冷や汗が出る。しかしライブに費やしたお金を後悔したことはない。

 今月はすでに3つのライブに行った。全てバンドである。

6/9にサカナクション

f:id:nrrhn:20190616121927j:plain

 サカナクションのライブに行くのは初めてだったが、EDM系のインストルメンタルで客を踊らせたりと普段行くライブと違って楽しかった。アリーナライブで見晴らしがなかなかに悪かったが、概念的に言えば音楽をやっている人を見つめながら聴いてきたというより音楽の方を中心に据えて聴いてきたのでまああまり問題なかったかなと思う。「新宝島」という有名な曲を披露する際になるとMVに出てくるチアガールが出てきて、これも普段と違い新鮮に映った。老若男女いたと思う。「6.1chサラウンド」という、客席を円状に囲むようにしてスピーカーが置かれている高音質のライブで、ボーカルの山口さんはスピーカーを持ってきたせいで赤字なので物販宜しくお願いしますと言って客席を沸かせていた。終演後には物販に人が殺到していた。

シーラカンスと僕

シーラカンスと僕

  • provided courtesy of iTunes
ナイロンの糸

ナイロンの糸

  • provided courtesy of iTunes

 

 

 6/14にYogee new waves。

f:id:nrrhn:20190616121946j:plain音楽の趣味が合う同じ学科の人に誘われ、好きな数曲しか知らない状態から聴き始めた。隣に知人がいることをアンコールまで忘れていたほど夢中になってライブに没入してしまった。ボーカルは客を音楽に乗らせながら自身も肩や腰を大きく揺らし、グルーヴ感を生み出すような動きにますます飲み込まれていった。客層としては若者が多く、ノリ方もゆったりとした横ノリだったが、Fantastic Showのような弾ける曲では腕を突き上げる人も多数いた。クラップする曲もあった。キャパ700人ほどの大きなライブハウスだと人と腕がぶつかることもなく快適で良かった。

Fantasic Show

Fantasic Show

  • Yogee New Waves
  • J-Pop
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes
Bring it Home

Bring it Home

  • Yogee New Waves
  • ロック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

 

 6/15(昨日)にミツメのライブ。

f:id:nrrhn:20190616122003j:plain

 こちらは音楽の趣味が合う文芸サークルの先輩と。初めての生ミツメ。200人程度収容できるライブハウスの後方を陣取って観た。Yogeeと違い、客が腕を上げたりすることは一切なくゆったりと聴き入るようなライブ。ラウド系のライブキッズたちが苦手な私としては一番自分の性質に合ったバンドだとつくづく思う。今のブログのタイトルもこのバンドの曲名から取った。ジャンルはインディーポップ。インディーポップって何だろう、とよく思うのだが、教養程度に聴くUKインディーロックもそう言えば彷彿とさせるような曲調だ。チケットを家に忘れたりとトラブルもあったが、ほぼ問題なく楽しめた。また最近気づいたのだが、私は酒を飲むとなぜか鬱屈とした気分になる。カシスオレンジを飲みながら、ライブの帰宅途中はずっと誰かに誘拐されないかと期待していた。世の中の人は開放的になるというのに、まったく自分の性格というものはいつも霧が立ち込めているなあと思うばかりだ。40代〜の客もちらほらといた。また、ミツメには「エスパー」という曲があり、イントロが演奏された瞬間は鳥肌が立った。この曲が入ったアルバムツアーのために行ったと言うと過言だが、とにかく美しい曲だ。詩もメロディが完璧な調和を取れていてさびた記憶を呼び覚ますようなノスタルジーを感じさせる曲。ぜひ一聴してみてほしい。

なめらかな日々

なめらかな日々

  • provided courtesy of iTunes
ふやけた友達

ふやけた友達

  • provided courtesy of iTunes

 

 どれも素晴らしいライブだった。ライブはやはり体験をお金で買っているという感じがして、どれも3000円以上という、金欠学生の身分には安い!と思う値段ではないが純粋に楽しくなれてよいお金の使い方をしたなとよく思う。今月はドレスコーズおいしくるメロンパン・ズーカラデルの対バンライブが残っている。更に言えば来月は7月に来都し、2つのライブを見ることになっている。もっと言えば9月、私の地方都市で開催されるフェスに、Awesome city club・TENDRE・Tempalay・LUCKY TAPES・STUTS・SIRUP・never young beach・向井太一が来るという……卒倒してしまいそうなライブも控えている(ラインナップアーティストが発表された時には震えた)。

 もっとGood musicをたくさん聴いて創作に生かしたい。そのために労働しよう。